自分に合った舌ブラシの選び方と使い方
入念に歯磨きをしているのになんだかいつも口の中がスッキリしない…、自分の口臭が気になってしまう、こんな時はありませんか?その原因は「舌の汚れ」かもしれません。鏡でふと見えた自分の舌がなんだか汚れているような…そんな舌の汚れは舌ブラシで解決しましょう。とはいえ、歯ブラシのように馴染みのない歯ブラシグッズの舌ブラシ。どのような物をどうやって使えばいいのか、ご説明いたします。
舌ブラシの種類
食べ物を口に入れると歯にだけでなく、舌にも汚れはつきます。舌の上についている汚れを舌苔(ぜったい)といますが、舌苔には菌がたくさんいますので、きれいにする必要があります。舌のお掃除には、歯ブラシのようなタイプの「舌ブラシ」だけでなく、ヘラ状のもので汚れをかき出すタイプの「舌ベラ」というものもあります。
舌ブラシは、舌の小さな凸凹の間の汚れをかき出すことができ、舌ブラシは広範囲の汚れをおとすのに適しています。
舌ブラシの選び方
舌ブラシは、ドラッグストアや100円ショップなどでも買うことができますが、いろいろな大きさや形がありますので、はじめて購入しようとすることきには迷ってしまうかもしれません。そんな時はまず、毛先が細くて柔らかく舌の奥まで磨けるように柄の長いものを選ぶとよいでしょう。
注意してほしいのは、歯磨きのついでに歯ブラシで舌も磨いてしまうことです。舌はとても柔らかいので、硬い歯を磨くための歯ブラシで歯と同様にゴシゴシ磨いてしまうと舌に傷ができてかえって汚れがつきやすくなってしまうのです。
どうやって使うの?
舌を磨く前にまず、自分の舌の状態を鏡でチェックしてみましょう。舌苔は舌の奥の方についていることが多いと思いますので、舌ブラシを奥から手前に撫でるように引いて汚れを除去します。これを数回繰り返します。
この時、キレイにしようとついついゴシゴシ擦りたくなってしまいますが、傷がついたり気持ちが悪くなってしまうこともありますので気をつけて下さい。
舌磨きは、舌が一番汚れていて口臭もきつくなる朝の歯磨き前に行うと効果的です。何かと忙しい朝ですが、毎日行う必要はないので、週に2、3回気にしてみましょう。
舌の状態を意識することで、健康状態も把握できることがあります。貧血のときは、表面が赤くテカテカしていたり、白い汚れが前より大きくなって臭いがきつくなっていたら舌ガンの危険性もあります。気になる症状をみつけた場合は、自己判断でケアせずに歯科のプロである歯医者さんに相談しましょう。