インプラントセーフティマーク取得歯科医院
インプラントセーフティマークとは?
一定レベル以上の診療実績と認定された歯科医療機関に付与されるインプラントセーフティマーク。
当院はそのインプラントセーフティマーク取得医院です。
インプラントセーフティマークについて
インプラントセーフティーマークとは上掲のマークで、安全・安心なインプラント治療を受けたいと考える国民に対し、正確で信頼出来る情報を提供するために、歯科医療機関の第三者評価機関であるNPO法人歯科医療情報推進機構(以下IDIといいます)がISM基準に定められた「安全性」を、「環境」「技術」「運用」の観点から総合的に評価し、一定レベル以上にあると認定した歯科医療機関にだけ付与し、使用を許諾する安全・安心の信頼マークです。
インプラントセーフティマークが制定された理由
インプラント治療は科学的根拠に基づく成功率の高い治療法で、既に、歯を失った多くの方々がインプラント治療の恩恵に浴しています。しかし、一方で治療をめぐる医療事故や、歯科医院による不適切な取り扱い事例、高額な治療費の請求をめぐるトラブルなども報道され、安全・安心に対する信頼に疑念を生じさせていることも事実です。これは一部の歯科医師がインプラントブームに便乗し、安易にその手法を取り入れて認識が低いまま治療を行っていること、管理機関の存在しない自由診療領域であることなどが原因だと言われています。
もちろん、責任感のある歯科医師が安全・安心を呼びかけ、活動をしている現状もありますが、このままでは患者様が安心してインプラント治療を受けられなくなってしまうかも知れないという状況にまで陥ってきました。
そこで、日本で初めて歯科診療所の歯科医療機能を客観的に評価するために組織された第三者機関「NPO法人歯科医療情報推進機構」が立ち上げられ、歯科医師の自己責任に任せている現状を打破し、全国統一の安全・安心水準のガイドラインを創設し、このガイドラインをクリアーしているかどうかを第三者評価機関が厳密に審査し、クリアーしている歯科医療機関に認定証であるインプラントセーフティーマークを付与するという認定制度をスタートさせました。
インプラントセーフティマーク認定基準
インプラントセーフティーマーク認定要件の概要
IDIは厳正なる審査を行い、下記用件を具備している歯科医療機関に対してインプラントセーフティーマーク認定証の発行を行います。
- 1.IDIが指定するインプラントに関する学会の専門医以上が、当該歯科医療機関に常勤していること
- 2.IDIが定めるインプラント安心基準マネージャー制度に則り、所定の研修を受講し、試験に合格したマネージャーが当該歯科医療機関に1名以上常勤していること
- 3.IDIが定める医療安全を中心とした施設基準の判定(実地現地調査)に合格すること
評価基準と判定について
インプラントセーフティーマーク認定証の発行に当たっては、認定申請を提出している歯科医療機関に対し、以下の5つの基準に沿って実地現地調査を行い、その総合評価で判定を行います。
医療安全管理基準
方針やマニュアル、緊急時対応、アクシデント・インシデント情報の収集、自己予防策 など
感染対策管理基準
院内の清潔保持、マニュアルの有無と運用状況、感染予防対策、滅菌の状況、廃棄物処理 など
患者中心の治療基準
インフォームド・コンセント、セカンドオピニオン対応、個人情報保護、診療録の開示、患者の快適性・利便性への配慮 など
診療の質基準
施設・設備、機器、インプラントの保管状況、インプラントの使用手順、診療録・診療諸記録の記載・管理、クリニカルパスの作成・運用、インプラント・マネージャー、口腔内環境の術前改善、手術前後の環境やフォロー体制、補綴物の基準、医薬品の管理、治療成績の調査・分析・改善 など
総合的マネージメント基準
理念・方針、連携医療機関、心肺蘇生訓練、事故保証対応、職員教育(診療、医療安全、感染対策、個人情報保護、接遇) など