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歯科コラム

歯がぐらぐらするのは歯周病?歯茎で何が起こっているの?

歯がぐらぐらするのは歯周病?歯茎で何が起こっているの?

「少し刺激しただけで歯茎から血がにじみ、歯もグラついている。歯周病かもしれない」そのように心配しながらも、歯科クリニックに行く決心がつかない方がいます。歯科医から「歯周病です」と言われることを想像するとどうしても通院する勇気がわかない、といったところでしょうか。

しかし「いまなら」治療は簡単に済むかもしれません。「もう少し後」になってしまうと大変な治療になってしまうかもしれません。
歯周病を起こしている歯茎で起こっていることを解説します。これを読めば「すぐに歯医者に行こう」と思えるはずです。

歯周病が疑われる兆候

  1. 歯がグラグラする
  2. 歯ブラシすると血が出る
  3. 朝目覚めると口の中がべたつく
  4. 口臭がきつくなったと言われる
  5. 歯茎にかゆみが生じる
  6. 歯が長くなったような気がする(歯肉が垂れ下がった)

こうした口の中の異変は、いずれも歯周病の兆候です。もしここ2、3年、歯科クリニックにかかっていないなら、この症状が1つでも当てはまれば用心のために歯科医に診てもらってもいいでしょう。

歯周病のメカニズム

歯周病のメカニズム

口の中には約500種類の細菌がいます。この中に歯周病を引き起こす歯周病菌が含まれているのですが、適切な歯磨きをしていれば歯周病になりません。
しかし「適切な歯磨き」は意外に難しいのです。
口の中が健康なときでも、歯と歯茎に間には浅い溝があります。細菌は最初、その溝にたまります。歯と歯茎の間を毛先が細い歯ブラシで丁寧に磨いていないと細菌がどんどんその溝を掘っていきます。溝に食べカスが溜まると細菌はさらに元気になり、溝をさらに深くしていきます。
細菌と食べカスはネバネバした状態になり、これが歯垢(しこう)です。歯垢を取り除かないと、カチカチに固まる歯石に進んでしまいます。
歯石ができてしまうともう歯ブラシでは太刀打ちできません。歯石は細菌を守る壁となり、細菌は毒素を吐きながら暴走を始めます。歯を支える骨が溶けることすらあります。

毒素は口臭になり、歯と歯の骨が溶けると歯がグラグラするようになります。歯茎に炎症が起きているので、歯ブラシで軽く触れただけで出血してしまいます。
これが、「歯周病の歯茎で起きていること」と「歯周病の兆候」の関係です。

歯根膜炎は重症化のスタートライン

「歯が浮いている」と感じたら、歯根膜炎(しこんまくえん)が発症しているかもしれません。歯根膜炎は歯周病が重症化し始めているサインです。
歯は、歯を支えている骨と直接接触しているわけではなく、両者の間には歯根膜という膜状の組織があります。歯根膜は歯が受けた衝撃を吸収したり、噛んだときの感覚を神経に伝えたりする機能があります。
歯が浮いた感覚は、歯周病菌がこの歯根膜を破壊しているために起きるのです。これが歯根膜炎の症状です。
歯根膜は歯や歯を支える骨より柔らかいので、歯周病菌によって先に壊されます。つまり歯根膜炎を放置すると、歯や骨を溶かす段階に進んでしまうのです。

「いまなら」治療は簡単に終わるかもしれません

せめて歯根膜炎の段階で治療を開始したいものです。歯が浮いた感覚を持ったら歯科クリニックの予約を入れましょう。
歯周病は自然には改善しません。「いまの治療」は「後からの治療」より苦痛が少なく治療費も安く済みます。

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