上顎洞挙上術を回避したノーベルガイド手術
本日はノーベルガイドを使用しての手術でした。本来なら骨移植が必要なケースと思われますが、このような上顎洞底に凹凸のあるケースは挙上するのがとても難しくまた手術の侵襲も大きくなる可能性が高いです。
そこで今回は上顎骨のわずかに突出している部分を狙い、手前には8.5mm、奥には10mmの長さのインプラントを埋入しました。この部分は骨がとても硬く手前の短いインプラントのトルク値は70N/cmを超えました。
方法はノーベルガイドを装着し、少しドリリングしてからオステオトームを使いながら行います。オステオトームを使う時に方向が若干ずれるのでそこをうまく修正していくかがポイントです。基本的にこの方法はガイド手術で行う方が圧倒的に安全です。