オールオン4を快適に長持ちさせる為の定期検診
歯の定期検診は歯の本数にかかわらず、快適な食生活を送るためにも重要視されるべきことです。失った歯は二度と復活することはありませんが、オールオン4でインプラントを骨に埋め込めば、固定タイプのブリッチを入れることができます。自分の歯と似たような感触を取り戻せますが、一番大切なのはオールオン4の定期検診なのです。それを怠ってしまうとせっかくのオールオン4が長持ちしなくなり、思ったように噛めなくなってしまうなどの不具合が起きてしまいます。今回はオールオン4を快適に長持ちさせるために欠かせない定期検診について詳しくみていきましょう。
オールオン4の定期検診とは?
オールオン4の利点は噛む機能の回復と見た目の美しさですが、オールオン4のインプラントを入れたからそれで終わりではありません。歯医者での定期検診が必須なのです。定期検診では、全体的な歯のクリーニングはもちろん、ブラッシング指導やオールオン4を長持ちさせるために異常がないかなどのチェックも行われます。さらに歯のクリーニングだけではなく、レントゲン写真の撮影も定期的に行い、インプラント周辺の歯周病の状況などを確認しグラつきがないかなども調べます。定期検診の時期は歯科によって違いはありますが、約3~6ヶ月ごとに実施することが多く、ご自分でのケアが良好であれば1年に1回の受診になることもあります。
オールオン4の寿命は?
オールオン4の寿命は、お手入れの方法などでも変わってきますが、ほとんどの場合は10年以上長持ちする場合が多いでしょう。これはあくまでも定期検診を受けていることや自宅でのホームケアが行き届いている場合です。さらに定期検診をしっかり受けていくことで20年、30年と長持ちさせることは十分可能です。埋め込んだインプラントは問題がなくても、被せものとして入っているブリッチの部分が、壊れてしまった場合は作り直しになってしまいます。歯ぎしりや食いしばりがひどい場合、オールオン4の破損につながります。そのような場合は専用のマウスピースを使うことで噛む力が分散しダメージを受けにくくなりますのでおすすめです。
定期検診を受けないとどうなるの?
定期検診を受けずにそのままだとどうなるのか?問題ないんじゃない?と思うかもしれませんが、それが最悪の結果を引き起こしてしまう場合も少なくありません。オールオン4は歯槽骨という歯を支えている骨にインプラントを埋め込むのですが、人工物のため虫歯になることはありません。しかし、天然の歯と同様に歯周病にはなってしまいます。毎日のお手入れが行き届いていなかったり、定期検診を受けないことで歯周病になってしまい、グラグラして動きが出たり膿が出たりと症状が悪化していきます。そうなってしまいますと、悪化を止められなくなり、せっかくのオールオン4を取り外す可能性もあります。オールオン4を長持ちさせるためにも定期検診はとても重要になってくるのです。