どこまで治療するか?
2012年06月14日 (木)

昨日は熊本にてインプラント勉強会のため午後休診でした。中村社綱先生主宰の元、

毎回激しい議論が繰り広げられるのですが今回は特に白熱しました。


インプラント治療をして5~10年ほど経過してインプラントの調子は良いが、その他の歯が虫歯になったりして抜歯になるも、
身体的(持病や高齢など)あるいは経済的理由でインプラントは難しいという話です。

例えば歯が2本欠損しておりもう1本となりの歯もかなり悪いとします。話の進め方としては、2本歯がないところに
インプラントを入れてそのとなりの歯は治療して何とか保存するという方法。もう一つは5年持つかどうかわからないのなら
抜いてしまってインプラント2本でブリッジにする方法。

一見前者の方がよい治療に思えますが、年齢、生活環境、経済状況を考えると如何でしょうか?ちなみに前者と後者の治療費は
そ後者の方が+5~10万といったところでしょうか。

私の考えは基本的には患者さんの意見を尊重し、それがあまりにも行き過ぎているのであれば考え直していただきますが、
そうでなければどちらが悪いということはないので最終決定は患者さんにしてもらいます。
下のインプラントは約5年前に行いました。70歳過ぎの男性です。昨日はソケットリフトにて5×10mmのインプラント埋入と
となりの歯(6番)の歯周病治療を行いました。6番は分岐部病変という歯周病で本来なら抜歯になってもおかしくないですが、
患者さんの意見を尊重し保存する事にしました。